スマホを操作する女性

「私がさせていただくのはいわゆるタロット占いというものです。この占いでは長期的なものより、長くて2、3ヶ月先のことまでを見ていきます。それでもよろしければ占いますよ」

私が具体的に話さないことを微塵も怪訝そうにせず、丁寧に話してくれました。なんとなく、信頼感を持ちました。

「構いません、お願いします」

占い師はタロットカードを混ぜ、占う手順を行い、カードを並べました。

「カードの示したものを説明しますね。まず、これまでの話です。チャンスやきっかけはあったのに、それが結果や成功に辿りつかなかった。今のあなたはそこで苦しんで、行き詰っている。解決策、好転する手段を探して迷っている・・・」

私の顔を見つめたり、手元のカードを指したりしながら、占い師は言いました。私はどきりとしていました。占い師の言うことはあたっています。

まさにそのような状態を歩んできました。私はこれからの話が聴きたくて、少し身をのり出しました。占い師は慎重な様子で言葉を続けました。

「なにを願っているかうかがったわけではないので、その具体性は示せません。しかし、なにかにこだわり過ぎていませんか。とらわれていませんか。その考えや気持ちをなくす・・・手放せば、その願っていることはうまくいきます。問題はあなた自身の心持ちの状態です」